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2000年−2001年の著作

NHK BS1インターネット・ディベート (http://www.nhk.or.jp/debate/)
医療改革、Other opinions

 卒後研修義務化にあたっての提言

外国人医療について
JECCS Newsletter No.4 2001年10月


 臨床心臓病学教育研究会(JECCS)理事として、外国人医療に取り組んでいる意図を書いてみました。

内科臨床研修指導マニュアル
日本内科学会(認定内科専門医会編) 2001年


 この本は、内科研修の指導医に向けて書かれた日本では初めてのマニュアルです。執筆には、各分野で地道に活動している比較的若手の現役内科医が当たっています。さて、私はこの中で「プライマリ・ケア外来での研修」の項を書かせてもらいました。
木戸医院にもこの数年、何人かの研修医や医学生が研修に訪れましたが、その体験を踏まえての記述と、これまでの自分なりの臨床医学教育論をまとめました。結論はプライマリ・ケア外来の指導医には開業医がもっとも適しているということです。

治療、特集、患者さんへの情報提供とインフォームドコンセント
南山堂、2001年2月増刊号


 私はこの中の総論で「外国人に対するインフォームドコンセント」を執筆しました。 これまでさまざまな医療現場で実際に外国人の診療にあたってきた経験と、企業 やNGO団体の電話相談からの経験よりノウハウを書いてみました。この特集は、今どの医療現場でも必要とされている熱々のトピックを扱っていること と、執筆者が(その一人が言うのも何ですが)現場の人間でしかも、その道に通じていることという視点で厳選されているという二つの理由から、売り切れがでても不思議じゃないです!

家庭医プライマリ・ケア医入門 ー地域で求められる医師をめざしてー
家庭医療学研究会編、プリメド社 2001年初版

 この本は、いわば家庭医の開業マニュアルといったものです。著者は診療・教育・研究にバリバリ現役の、若手(自称を含む)家庭医たちです。 これまでの類書(主に開業コンサルタント会社がかかわっていた。)と比べると、家庭医自身の視点から書かれているところが大きな特色です。私の知るかぎり、家庭医自らが書いたものは本書が初めてだと思います。
 私が執筆した部分は、「日常診療のポイント」、「患者のためのアメニテイー」とコラム2題(医師自身のプライベート時間の確保、医師のこだわりアメニテイー)です。
 家庭医として開業を考えていらっしゃる先生がおられたら、ぜひお読みください。自信をもってお勧めします。

メデイカルインタビューマニュアル、インターメデイカ、2000年初版
福井次矢編


 京都大学総合診療部の福井教授が企画/編集した、メデイカルインタビューの入門書です。福井先生が総論を書き、私を含めた3人が各論を書いています。私の書いた部分は内科の5症例です。いずれも臨場感あふれる会話調になっており、この場面でど うしてこの質問が必要であったかといったことの注釈が入っています。また各症例の 後には解説があり、提示症例を巡る周辺知識の整理をしています。 200年春には大阪の某大手書店の医学書売り場の研修医向け売れ筋本コーナーに2カ月 間陳列されていました。ということは、このことを確かめるためだけに、何回も本屋に足を運んだということです。(こういうのも一種の親馬鹿心理なんでしょうね。自分の書いた本は子供みたいなもんですから。)
メディカルインタビューマニュアル

メデイカメンテ、晃洋書房、2000年初版 太田富雄編

 前大阪医大脳外科教授の太田富雄先生が哲学者、倫理学者、法学者などを集めて作ったメデイカメンテの会から生まれた本です。医学の哲学的、倫理学的、法学的な側面 を描いています。私の書いた章の題名は「フランスの謎」と名付けられています。
これは文字通り、日本人にとって謎の多いフランス文化を分析したエッセイ的な文章で す。どうしてフランスの謎がこういう主旨の本に入っているのかって?確かにそれは 謎です。やっぱりどう考えてもミスマッチですね。でも読めば面白い内容ですよ。 なお、同会からの著作は2冊目で、一冊目も同じ晃洋書房からの「現代医学の光と影」です。この本の中では、私は「米国医学の光と影」を書いています。

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木戸友幸
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