140)インテル入ってる
2023年3月にインテル創業者のムーアさんが94歳で亡くなりました。
ムーアさんは1968年にインテルを創業し、半導体の製作とその改良に貢献し、その過程で「半導体の集積度は2年ごとに2倍になる」という有名なムーアの法則を予言し、その予言はその通りになります。90年代からは、インテルのCPU(中央演算処理装置)はパソコン市場を席巻します。97年にインテル名誉会長に退き、ゴードン&ベティ・ムーア財団を設立し、ビル・ゲイツなどと同じく、膨大な資産を元に社会貢献に尽くしました。
彼の一生をまとめれば、ざっと上記のようになります。素晴らしい人生であったとは思いますが、当ブログ筆者キドがインテルの代名詞としてもっとも印象的に覚えているのが、そのキャッチフレーズなのです。英語ではIntel inside です。Inが韻を踏んでおり(書いている途中で気づきましたが、ここでもインが韻を踏みましたね)これもなかなかの名コピーなのですが、インテル・ジャパンがその和訳で作った宣伝文句が「インテル入ってる」で、テルが韻を踏んでいるという素晴らしい作品だったのです。実は10年ほど前に、「医師あたま」という ちょっと洒落た(ふざけた?)タイトルの医学書の書評を依頼されたときに、このIntelネタを「頭じゃなくて枕」に使って書評を書いたところ、正直あまり受けませんでした。やはり、シャレは説明すると魅力はなくなるんですね。
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